○1月19日㈫
会議などである事案を決める際、「多数決」で決めるのが、今の私たちの時代では当たり前です–そうでなかった時代もありました–。
たいがいは「過半数」ですが、例えば、日本国憲法の改正の場合には、各議院の2/3以上の賛成で国会が発議し、国民投票-過半数が必要です。
「2/3以上」は高いハードルです。それは国の最重要事項を示しています。
私たちの身の周りでも、過半数ではなく「2/3以上」で決する事案があります。高いハードルです。
例えば、たいがいの教会では通常の事案は「過半数」ですが、財産処分や教職招聘は「2/3以上」の事案です。
ところがさらに高いハードルが「3/4以上」です。75%の賛成ということです。
先日、私の所属する教会でこの「3/4以上」の事案が可決されました。
最も「高いハードル」を超えたわけです。
昨今、あちらこちらで「異なる教えの嵐」が入り込み、吹き荒れて被害が増えていると聞きます。
はじめは従順な振る舞いで信用させ、大事な役目に着くと豹変し、
暴力的な言動を伴うこともしばしば・・・教会の財産が乗っ取られる教会も起きて社会問題化しています。主の教会で起きるのですか、と信じ難かったですが。
そうした「嵐」から守る<防波堤>、あるいは<砦>の役目が「多数決」ですが、私の所属する教会がある事案に関して「3/4以上」という他よりも「高いハードル」を設けた意図はそこにあります。
使徒の時代-初代教会の時代から現代まで主の教会は、
一方で、「迫害」という外側からの圧力にいのちをかけて耐えながら・・・
他方で、内側からの分断、分裂という「嵐」を防ぎながら・・・「信仰の灯」を灯し続けています。
この「信仰の灯」が灯っているところでは、使徒たちが主の教会を「(キリストの)からだ」と表現し、互いに愛し合い、励まし合い、助け合ってきた現実がはっきり見えてきます。
全世界の主の教会が主の御手で守られますようにと祈りつつ、
ではシャローム!
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